障害者 & 難病患者 tomoのブログ【ともに きなりに】

難病 ギラン・バレー症候群を患い、障害者になったtomoが『障害は「障害」じゃない。ありのままの自分で、思いのままに生きよう。』をコンセプトに日々を綴るブログです。自身の大病経験と、元企業人事→→現在社会保険労務士を目指している経験から、「ある日突然、大病を患った方およびそのご家族」のお役に立つ情報等も書いていきたいと思います。

身体障害者である筆者が公開する、身体障害者手帳の申請手続き方法・交付マニュアル。「障害認定はこう受ける!」(突然大病を患ったら… その11)

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こんにちは。障害者で社労士タマゴの、tomoです。
 
昨日までの記事で、1) 障害者手帳の種類と、その中でも 2) 身体障害者の種類・等級について書いてきました。
 
さぁ、いよいよ今日は「障害認定・身体障害者手帳交付の流れ」について解説をしていきますよ!(今後のメニューは下記の流れになります)
 
3) 障害認定・身体障害者手帳交付の流れ
4) 障害者医療費助成制度
5) 障害者手帳を持つメリット・デメリット
 

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3) 障害認定・身体障害者手帳交付の流れ
障害者といっても様々なので、tomoブログ【ともに きなりに】では引き続き、身体障害者に焦点をあててお話ししていきますね。
 
身体障害認定 = 身体障害者手帳の取得は、身体障害者福祉法(18際未満の身体障害児は、児童福祉法)に則って行われます。身体障害者手帳の交付は、法律上は各都道府県知事に申請し交付をうけることとなっていますが、実際にはお住まいの市区町村役所の福祉担当窓口に申請します。
● お住まいの市区町村役所の福祉担当窓口から、申請に必要な用紙を入手する。
申請を検討している場合は、面倒でも一度お住まいの市区町村役所の福祉担当窓口に相談に行くことをオススメします。
 
申請書類が障害の認定を受ける部位によって異なるため正しい書類を受け取る必要があります。また「診断書・意見書」を記載を依頼する指定医の確認も必要です。窓口に足を運ぶのは時間も手間もかかると思いますが、電話・郵送のみで用紙の入手を行うよりも、一度窓口を訪ねた方が結果的にスムーズに手続きに入れると思います。

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● 指定医に「診断書・意見書」を記載してもらう。
身体障害者福祉法15条に定める通り、各都道府県知事等から指定を受けた医師が記載する必要があります。(指定医については、お住まいの市区町村役所の福祉担当窓口に相談すれば教えて頂けます) 

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● お住まいの市区町村役所の福祉担当窓口に申請書類を提出する。 
  ✔︎ 身体障害者手帳 交付申請書
  ✔︎ 指定医の診断書・意見書
  ✔︎ 本人の写真(たて4cm、よこ3cm)
  ✔︎ マイナンバー確認書類
  ✔︎ 印鑑
 
※ 平成28年1月から、社会保障・税・災害対策の3分野の行政手続でマイナンバー(個人番号)の利用が始まりました。身体障害者手帳の申請事務も、マイナンバー(個人番号)の対象事務となります。マイナンバー(個人番号)が関係する手続きの確認書類については、お住まいの市区町村役所の福祉担当窓口にご確認ください。

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● 申請書類を元に、障害認定の審査を行う。(約1ヶ月から1ヶ月半程度かかります)

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● 審査が完了すると郵送で連絡が入ります。その書類と印鑑を持参して、身体障害者手帳の交付を受けます。
 
身体障害者手帳の申請・交付に関しては、各都道府県・各市区町村のホームページに案内があるはずです。実際の申請にあたっては、お住まいの都道府県・市区町村の案内に基づいて手続きを進められるのが良いと思います。
 
しかしながらこの記事を作成するにあたり、複数の自治体のホームページを確認したところ、決してすべての自治体がわかりやすい案内をしているわけではありませんでした。
 
そこで、tomoが一番わかりやすくまとまっていると感じた千葉県と千葉県柏市のホームページを参考にご案内します。基本的な手続き等は全国どこでも変わりませんので、参考になさってみてくださいね。
 
 
 ※ 柏市のホームページには、指定医に記載してもらう診断書・意見書のフォーマットが、障害部位別にPDFになっていて見やすいです。どんな内容の記載が必要なのか…など、申請前の参考にご覧ください。
  
 
 
なおtomoが住んでいる地域では、手帳交付の際に、ただ手帳を交付するだけではなく、各種障害者向け助成制度について詳しい説明をしてもらうことができました。
 
身体障害者手帳の交付を受けることで利用できる各種助成(福祉サービスや税控除等)について確認・相談できる良いチャンスでした。
 
その一連の助成制度の中でも、tomoが最も恩恵にあずかっているのは障害者医療費助成制度です。次回は、この障害者医療費助成制度を中心に、障害者手帳を持つメリット・デメリット等に関するお話を進めていきたいと思います。
 
 
これまで書いてきた障害者手帳についての記事、またそれ以外の傷病手当金や高額療養費等の「突然大病を患ったら…」シリーズについて読まれる方は、こちらのリンク↓↓をご覧下さい。

それでは、今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました!
またブログでお会いできることを楽しみにしています♪
 
 
tomo
 
 
 
 
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