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障害者 & 難病患者 tomoのブログ【ともに きなりに】

難病 ギラン・バレー症候群を患い、障害者になったtomoが『障害は「障害」じゃない。ありのままの自分で、思いのままに生きよう。』をコンセプトに日々を綴るブログです。自身の大病経験と、元企業人事→→現在社会保険労務士を目指している経験から、「ある日突然、大病を患った方およびそのご家族」のお役に立つ情報等も書いていきたいと思います。

陸上競技【初心者にもわかるパラリンピック競技紹介】競技の概要やクラス分け・ルール、リオ大会に出場する日本代表選手をピックアップ!(リオデジャネイロ2016パラリンピック情報☆その7)

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こんにちは。障害者で社労士タマゴの、tomoです。
 
前回の記事に続き、今回もパラリンピック競技を取り上げてご紹介します。
本日のピックアップ競技は、最も多彩で、最も多くの選手が出場する陸上競技です。
これまで全くパラスポーツに知識がなかった人にも、わかりやすいように書くことを心がけています。tomo と一緒に各パラリンピック競技をおさえていきましょう。
 
 
tomoブログ【ともに きなりに】では、リオパラリンピック開幕から閉幕まで、少しでも多くの方にパラリンピック情報を届けていきたいと思います。パラリンピック情報を共有することで、遠く日本から応援していきます!
 
 
リオデジャネイロ パラリンピックの開幕は、9月8日(木)です。
 
開幕まで、あと9日!!いよいよ一桁日数になりました〜!
 
★ 9/19追記 ★ メダル獲得情報!!おめでとうございます!!
銅メダル 陸上男子400mリレー
 芦田 創( あしだ はじむ)選手
 佐藤 圭太( さとう けいた)選手
 多川 知希( たがわ ともき)選手
 山本 篤 (やまもと あつし)選手
銀メダル 佐藤 友祈 (さとう ともき)選手(男子400m)車椅子
銅メダル 辻 沙絵(つじ さえ)選手(女子400m)機能障害(腕)
銀メダル 佐藤 友祈 (さとう ともき)選手(男子1500m)車椅子
銀メダル 山本 篤 (やまもと あつし)選手(男子走り幅跳び)下肢障害
銅メダル 岡村 正広(おかむら まさひろ)選手(男子マラソン)視覚障害
銀メダル 道下 美里(みちした みさと)選手(女子マラソン)視覚障害
 

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パラリンピックの競技種目の中でも、最も幅広い障害が対象となるのが陸上競技です。
出場対象となるのは、肢体不自由者視覚障害者、知的障害者と裾野が広く、さらに肢体不自由のなかの下肢機能障害の選手には、車椅子の選手もいれば、義足の選手もいます。
 
各種目は、選手たちの障害の種類や程度によって細かいクラス分けが行われ、順位を競います。そうすることで、同じような障害のある選手どうしが、公平に競うことができる環境が整えられるのです。(つまり、同じ短距離走でも、義足の選手の短距離レース、車椅子の選手の短距離レース、視覚障害がある選手の短距離レース、そして知的障害がある選手の短距離レースはすべて別の種目として競われます)
 
出場対象となる障害も広く、障害に合わせて様々な競技が存在するため、障害者の陸上競技はとても競技人口が多いスポーツです。今回のリオデジャネイロ大会でも、出場する日本人選手団の中でも最も多い36名が代表に選ばれました
歴史あるアーチェリー同様、1960年の第1回ローマパラリンピック大会から正式競技として行われている陸上競技は、まさにオリンピックと同様に、パラリンピックでも連日多くの観客を集める花形競技と言えます。
 
パラリンピック陸上競技は、オリンピック同様に競走種目・跳躍種目・投てき種目があります。また競技を行う場所によって、100メートル競走やリレーなどのように競技場の「トラック」で行われる種目、走り幅跳び砲丸投げなどのように「フィールド」で行われる種目、マラソンのように「ロード(道路を使用)で行われる種目に分類されます。
 
ここまでは、障害のない選手の陸上競技と同じようなイメージですね☆
パラリンピックならではの陸上競技の説明は、ここからです。
 

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車椅子の選手は「レーサー」と呼ばれる3輪タイプの競技用車椅子を使い、脚を切断している選手は、競技用のカーボンファイバー製の義足をつけて競技に参加します。また、上肢に障害を持つ選手の場合はバランスを取るための義手を用いるなど、障がいの特性に合わせた用具を使いこなすアスリートの姿を見ることができます。
 
競技用車イスである「レーサー」は、日常生活用の車イスとは大きく異なる形状をしています。大きな 2 つの後輪(直径 70cm 以内)が特徴で、その重量は 8〜10kg 程度。てフレームはとても軽くて丈夫なアルミニウムやチタンで作られています。そのため、 マラソンの下り坂では 時速50km以上のスピードが出ることもあるんですよ!!ちょっとしたレーシングカーのようです。これを、手のみで漕ぐなんて本当に選手の強靭な筋力には驚きです!そして、そんな高速走行が出来るレーサーを使って走りきるマラソン競技の世界記録は、なんと1時間20分14秒だそうです!!
 
また、競技に使われる義足も、日常生活で使用するものとは大きく異なる形状をしています。日常用の義足は、元の足の形状に近く見えるように作られていますが、競技用に特別に進化した義足は主にカーボンファイバー製で、板を曲げた板バネ形状をしています。そのため地面を蹴る際の反発力が強く、前への推進力に変えることができます。最近では、義足の足裏部分にスパイクピンを打ち付けて出場することも可能なんだそうです。
 
また上肢を切断などしている選手にとって、義手もしくはそれに変わる用具がないとクラウチングスタートを切ることができません。また競走の選手だけでなく、投てきの選手にとってもバランスをとるための義手は必要不可欠です。
 
このように、パラリンピックで用いられる各種の用具は、アスリートの障害の特性・状態と競技の特性に合わせて進化・開発されています。用具を使いこなして、より高いパフォーマンスを出すことも、陸上競技においては重要な要素だといえます。
 
 
視覚障害を持つ選手の場合は、どこを走ったり飛んだりすれば安全なのかがわからないため、競技を行う上で危険が付きまといます。そんな視覚に障害を持つ選手の「目」となり、サポートを行う役割を持つのが「ガイドランナー」と「コーラー」と呼ばれるパートナーです。
 
「ガイドランナー」は、伴奏者とも呼ばれ、選手と紐を握り合い声をかけて、方向を伝えたり障害を避けるなど、選手を誘導する役割があります。tomo の知人で、このガイドランナーを務めたことがある人がいるのですが、その人曰く「選手をナビゲートするためには、一人で走るよりも高い技術力と体力が求められる」そうです。選手のペースを見ながら息を合わせることはもちろん、必要な情報を的確に伝えるなど、高い対応力と競技力が必要とされるのだそうです。
ゴールの際は、ガイドランナーが選手を引っ張ったり、フィニッシュラインを選手より先に切ってしまうと失格になってしまうので、必ず選手が先にゴールします。
ガイドランナーは、1選手につき2人まで登録が可能だそうですが、パラリンピックでは1名だけのガイドランナー登録で、選手と一緒に競技を行い3位以内に入った場合には、ガイドランナーにも選手と同じメダルが贈られるそうです☆
 
また、跳躍・投てき種目においては、「コーラー」と呼ばれるパートナーが、声や手拍子で選手に情報を伝えます視覚障害を持つ選手は、コーラーの指示を頼りに踏切の位置や投げる方向を知るのです。大会本番でベストな力を出し切るためには、日々の練習の中で、歩幅を合わせる技術やお互いの呼吸やリズム、コンビネーションを磨くことの積み重ねが欠かせません。まさに選手とコーラーは、一心同体と言える存在なのです。
パラリンピックでは、ぜひこのコーラーと選手との目に見えないコンビネーションにも注目して応援・観戦したいですね。(試合会場は、コーラーの合図が届くよう静粛が求められますが、テレビの前なら大丈夫!)
 
 
また、この記事にも書いたように、シドニーパラリンピックでの事件により一度は出場の夢を断たれた知的障害を持つ選手たちも、リオでは活躍します。リオ大会ではこれまでの種目にさらに1種目加わり、計4種目が知的障害をもつアスリートを対象に実施されます。400メートル、1,500メートル、走り幅跳び砲丸投げの4種目で、世界から集まった知的障害者のトップ・アスリートが競い合います。日本からも4名の知的障害をもつ選手が出場します。ぜひテレビやニュース等で見かけたら、声援を送りたいと思います!
 
リオデジャネイロ2016パラリンピックに、日本から出場するのは下記の36選手です。
✔︎ 芦田 創( あしだ はじむ)選手(22歳)
✔︎ 上与那原 寛和( うえよなばる ひろかず )選手(45歳)
✔︎ 大井 利江( おおい としえ)選手(68歳)
✔︎ 岡村 正広( おかむら まさひろ)選手(46歳)
✔︎ 久保 恒造( くぼ こうぞう)選手(35歳)
✔︎ 佐藤 圭太( さとう けいた)選手(25歳)
✔︎ 佐藤 友祈 (さとう ともき)選手(26歳)
✔︎ 鈴木 徹( すずき とおる)選手(36歳)
✔︎ 副島 正純( そえじま まさずみ)選手(46歳)
✔︎ 多川 知希( たがわ ともき)選手(30歳)
✔︎ 永尾 嘉章( ながお よしふみ)選手(53歳)
✔︎ 野田 昭和( のだ あきかず)選手(34歳)
✔︎ 樋口 政幸( ひぐち まさゆき)選手(37歳)
✔︎ 洞ノ上 浩太( ほきのうえ こうた)選手(42歳)
✔︎ 堀越 信司( ほりこし ただし)選手(28歳)
✔︎ 松永 仁志( まつなが ひとし )選手(43歳)
✔︎ 山口 光男( やまぐち みつお)選手(27歳)
✔︎ 山本 篤 (やまもと あつし)選手(34歳)
✔︎ 山本 浩之 (やまもと ひろゆき)選手(50歳)
✔︎ 和田 伸也( わだ しんや)選手(39歳)
 
✔︎ 大西 瞳( おおにし ひとみ)選手(39歳)
✔︎ 北浦 春香 (きたうら はるか)選手(24歳)
✔︎ 木山 由加( きやま ゆか)選手(32歳)
✔︎ 近藤 寛子(こんどう ひろこ)選手(49歳)
✔︎ 髙桑 早生( たかくわ さき)選手(24歳)
✔︎ 高田 千明( たかだ ちあき)選手(31歳)
✔︎ 髙松 佑圭( たかまつ ゆか)選手(23歳)
✔︎ 辻 沙絵(つじ さえ)選手(21歳)
✔︎ 土田 和歌子( つちだ わかこ )選手(41歳)
✔︎ 中西 麻耶(なかにし まや)選手(31歳)
✔︎ 中山 和美( なかやま かずみ )選手(33歳)
✔︎ 西島 美保子( にしじま みほこ)選手(61歳)
✔︎ 前川 楓( まえがわ かえで)選手(18歳)
✔︎ 蒔田 沙弥香( まきた さやか)選手(31歳)
✔︎ 道下 美里( みちした みさと)選手(39歳)
✔︎ 山本 萌恵子( やまもと もえこ)選手(18歳)
 
冒頭でパラリンピック陸上競技は、出場選手の障害のバリエーションが幅広いということを述べました。それだけでなく、こうしてお名前と年齢を一度に並べると、実に幅広い年代の方々が選手として選ばれていることに気がつきます。
 
最年少は18歳の前川楓選手と山本萌恵子選手。前川選手は右大腿欠損の義足の短距離走ランナーです。山本選手は、知的障害のランナーで、女子1500mに出場します。
 
そして最年長選手は、なんと68歳!大井利江選手です。(実は68歳の代表選手は、卓球でもう1人いらっしゃいます!驚!!)大井選手は頸髄損傷による両上下肢の機能障害を持っていますが、今も現役バリバリで活躍する車いす砲丸投げの選手です。大井選手はもともと円盤投げが専門で、過去2004年アテネ大会で銀、2008年北京大会で銅メダルを獲得されています。今回が4度目の代表選出になりますが、円盤投げがリオ大会では種目に認定されなかったため、砲丸投げに種目を変更して代表選出されました。ぜひ年齢も、種目も超えてレジェンドを作る勇姿を期待したいですね☆
 
陸上競技に出場される36選手、頑張って下さい!!
陸上競技の試合は、閉会式翌日の9月9日金曜日(日本時間)から最終日の9月18日日曜日まで、11日間にかけて実施されます。
★ 9/7追記 ★
リオ大会の陸上競技の詳細スケジュールが発表になりました!
 
障害者の陸上競技にご興味がある方は、下記の団体が日本での代表団体となります。
 
 
 
では、本日の記事の最後に。
凛々しくてカッコいい、義足ランナーの髙桑早生選手が登場する動画をご覧ください❤︎
(※ 映像と共に音声が流れます。再生環境に注意し、ご覧下さい)

(出典: YouTube「Be The HERO」※東京都障害者スポーツ普及啓発映像)

 
ご縁があってこのブログに辿り着いて頂けた方は、ぜひ、障害を持った Super humans が大活躍をするパラリンピックにもアンテナを張って頂けたら、これ以上の喜びはありません!
 
リオ2016パラリンピックについては、記事をあげ次第、順次こちらにリンクを貼っていきます。↓↓
 
 
テレビ放映のスケジュールも、まとめ&詳細を載せていますので、ぜひ上記の記事をブックマークしておいて頂けると嬉しいです。
記事に関するコメントも大歓迎です!
一緒にパラリンピックを盛り上げていきましょう!
 
 
「突然大病を患ったら…」シリーズの記事(傷病手当金・高額療養費・雇用保険(失業保険)・障害者手帳障害年金など)について読まれる方は、こちらのリンク↓↓をご覧下さい。
 
 
それでは、今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました!
 
次回は何の競技を取り上げようかな〜☆
またブログでお会いできることを楽しみにしています♪
 
 
tomo
 
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