「障害者はいた方がいい」という事実を、コツコツ積み重ねていこうとする人がいます。ぷかぷか理事長 高崎さんの「ぷかぷか日記」9月5日の記事にて。
「障害者はいない方がいい」「障害者は生きていても意味がない」「障害者は不幸で価値が低い」「障害者は社会の負担」といった考えに対しては、言葉による批判だけでなく、そうではないという事実をこつこつ作っていくしかないと思います。 「障害者はいた方がいい」という事実、「障害者は生きている意味がある」という事実、「障害者は不幸ではない」という事実、「障害者は価値がある」という事実、「障害者は社会の負担ではない」という事実を作っていく、ということです。そしてそれに共感する人を少しずつ増やしていく、ということです。社会はそうやって少しずつ変わっていくのだと思います。
「障害者はいた方がいい」という映像をつくります。 - ぷかぷか日記
ぷかぷかは「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいいよ」というメッセージを日々発信し続けています。そしてメッセージ通りの事実を作ってきました。 ぷかぷかのお店は障がいのある人たちと街の人たちの出会いの場として位置づけ、彼らとのいい出会いの中で「ぷかぷかが好き!」とか「ぷかぷかのファン」という人たちを街の中で増やしてきました。 彼らと一緒にパン作りをするぷかぷかパン教室は、地域の参加希望者が多すぎて困るほどになっています。彼らと一緒にパン作りをすることが楽しいのです。 運動会も参加希望者が多く、食事を取るスペースの確保に頭を悩ませています。彼らと一緒にやる運動会が、なんだか底抜けに楽しいのです。 区役所でのパン販売のお店に行列ができるのは、パンのおいしさに加え、やはりパンを販売する彼らの魅力故だと思います。彼らの働く姿や、ひとことふたこと交わす会話に心癒やされるのだと思います。 演劇ワークショップでは彼らと一緒だからこそ創り出せる芝居を半年かけて創り、舞台で上演してきました。これはもう彼らがいないと創り出せない新しい文化といっていいと思います。あの舞台を前に、「障害者はいない方がいい」「障害者は生きていても意味がない」「障害者は不幸で価値が低い」「障害者は社会の負担」などといった言葉はほとんど意味を持たなくなります。
「障害者はいた方がいい」という映像をつくります。 - ぷかぷか日記
相模原障害者殺傷事件に対して、通り一遍のメッセージで終わらせるのではなく、「それは間違っている」ということを何度も何度も言い続け、「障害者はいた方がいい」という事実を作り続ける必要があると思っています。そのために映像のチカラをぜひ借りたいと思うのです。あなたには生きている価値がないなどといわれ、無残に殺されていった人たちの無念を本気で晴らしたいのです。
「障害者はいた方がいい」という映像をつくります。 - ぷかぷか日記
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