障害者 & 難病患者 tomoのブログ【ともに きなりに】

難病 ギラン・バレー症候群を患い、障害者になったtomoが『障害は「障害」じゃない。ありのままの自分で、思いのままに生きよう。』をコンセプトに日々を綴るブログです。自身の大病経験と、元企業人事→→現在社会保険労務士を目指している経験から、「ある日突然、大病を患った方およびそのご家族」のお役に立つ情報等も書いていきたいと思います。

水泳・競泳【初心者にもわかるパラリンピック競技紹介】競技の概要やクラス分け・ルール、リオ大会に出場する日本代表選手をピックアップ!(リオデジャネイロ2016パラリンピック情報☆その11)

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こんにちは。障害者で社労士タマゴの、tomoです。
 
さぁ。いよいよ明日、リオパラリンピックの開幕です!!
みなさん、盛り上がってますか〜!?
 
tomoブログ【ともに きなりに】では、パラリンピック開幕に向けて、毎回ひとつずつパラリンピック競技を取り上げてご紹介しています。
これまで全くパラスポーツに知識がなかった人にも、わかりやすいように書くことを心がけていますので、tomo と一緒に各パラリンピック競技を知って、一緒に日本から声援を送りましょう〜。
 
まだまだ全22競技の紹介が追いついていないですが、リハビリの合間にできるだけ頑張って書きます!!(できるだけ、がんばります…)
 
今回はパラ競技の水泳(競泳)について書きたいと思います。
 
★ 9/18追記 ★ メダル獲得情報!!おめでとうございます!!
銅メダル 津川 拓也(つがわ たくや)選手(男子100m背泳ぎ)
銀メダル 木村 敬一(きむら けいいち)選手(男子50m自由形
銅メダル 木村 敬一(きむら けいいち)選手(男子100m平泳ぎ)
銅メダル 山田 拓朗(やまだ たくろう)選手(男子50m自由形
銀メダル 木村 敬一(きむら けいいち)選手(男子100mバタフライ)
銅メダル 木村 敬一(きむら けいいち)選手(男子100m自由形
銅メダル 中島 啓智(なかじま けいち)選手(男子200m個人メドレー
 

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■ 水泳・競泳(パラリンピック競技)
水泳競技は、1960年の第1回ローマパラリンピック大会から正式競技として行われています。はじめのうちは、肢体不自由の車椅子の選手だけで行われていましたが、その後、上肢・下肢切断の選手、視覚障害を持つ選手、知的障害の選手も出場が認められるようになり、現在では幅広い障害を持つ選手が出場し、記録を競い合っています。
 
パラリンピックの水泳競技は競泳のみで、オリンピックと同じように「自由形」「平泳ぎ」「背泳ぎ」「バタフライ」「個人メドレー(バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、自由形の順で泳ぐ競技)」「メドレーリレー」「フリーリレー」の7種目で競います。
 
過去、日本のパラリンピックの歴史において、多くのメダルを獲得してきたのがこの水泳競技です。障害者スイマーと言っても、上述の通り、障害の種類も障害の状態も異なるため、障害の種類・程度・運動機能によってクラス分けがなされ、そのクラスごとに競技が行われます。
 
パラリンピックに出場するためには、国際パラリンピック委員会水泳部門(IPC-SW)の定める「標準記録」を突破することが最低条件となり、トップクラスの選手が競い合うパラリンピックでは、オリンピックと同じくらいの記録がたたき出される場合もあります。非常にレベルの高いレースが繰り広げられるのを、目の当たりにすることができます。
 
水泳は一般の競泳競技規則に準じて行われますが、障害の種類や程度によって、一部の規則が変更されています。
 
例えば、下肢に障害があり飛び込みスタートが難しい選手の場合は、水中からのスタートが認められています。あるいは、上司や下肢に欠損があり、スタート台の上で静止することが難しい選手の場合は、コーチによって静止を補助してもらうことも認められています。
また背泳ぎのスターティンググリップを障害によって握ることが難しい選手の場合は、ベルトやひも、タオルなどの補助具を用いてスタートを切る姿が見られます。
 
また視覚障害の選手は、壁が見えないためにゴールタッチやターンの際に壁にぶつかってケガをしてしまう可能性があります。そのため選手が壁に近づくと、コーチがタッピングバー(合図棒)を使って、選手の頭または額をポンと触れて、壁の接近を知らせることができます。選手はその合図をもとにターンするのです。
 
このタッピングバー(タッピング棒)は、各国チームが独自に工夫して作成することが認められています。日本チームでは、弾力性がある釣竿を改良した手作りタッピング棒を使用していて、非常に完成度が高いことから、他の海外チームから問い合わせが入ることもあるそうです。
 
こんなところでも Made in Japan の品質の高さが世界に認められているんですね☆
 
 
パラリンピックの理念の中に、「失われたものを数えるな。残された機能を最大限に活かせ」という言葉があります。tomo が、とても好きな言葉ですが、水泳競技においては、この言葉の真髄を最も感じることができる気がしています。
 
こんなに体が不自由だったり、機能が低下していても、全身を使ってこんなに自由にのびのびと水の中を泳ぐことができるんだ…と、心が震える思いがします。
 
その一方で、障害を持つ選手が簡単に泳いでいるように見える裏には、圧倒的な練習量と猛烈な努力・工夫が存在します。片腕や片足が麻痺していたり、欠損していたりする選手の場合は、水の浮力にも、水の抵抗にも左右差が生まれます。当然、水をひとかきすることで生じる推進力にも差が出ます。その結果、バランスが崩れて真っ直ぐ泳ぐことは非常に困難を極めます。
目が見えない選手の場合は、正しい泳ぎ方を目で見て学ぶことができないため、耳で聞いた説明をもとに、正しく泳ぐことができるよう体が覚えるまで、ひたすら泳ぎ続けるそうです。
 
障害を持つ選手が、ただ真っ直ぐ泳ぐことがどれほど難しいか
そしてそれを感じさせない、圧倒的なパフォーマンスと、そのかっこよさを、実際の試合をテレビで観戦することで感じてほしいと思います。
 
 
リオデジャネイロ2016パラリンピックに、日本から出場するのは下記の19選手です。
✔︎ 小山 恭輔(おやま きょうすけ)選手(28 歳)
✔︎ 木村 敬一(きむら けいいち)選手(25歳)
✔︎ 坂倉 航季(さかくら こうき)選手(19歳)
✔︎ 鈴木 孝幸(すずき たかゆき)選手(29歳)
✔︎ 田中 康大(たなか やすひろ)選手(26歳)
✔︎ 津川 拓也(つがわ たくや)選手(24歳)
✔︎ 中島 啓智 (なかじま けいち)選手(17歳)
✔︎ 中村 智太郎(なかむら ともたろう)選手(32歳)
✔︎ 林田 泰河(はやしだ たいが)選手(27歳)
✔︎ 廣田 真一 (ひろた しんいち)選手(20歳)
✔︎ 宮崎 哲 (みやざき さとる)選手(24歳)
✔︎ 山田 拓朗 (やまだ たくろう)選手(25歳)
✔︎ 生長 奈緒美(いきなが なおみ)選手(45歳)
✔︎ 池 愛里(いけ あいり)選手(17歳)
✔︎ 一ノ瀬 メイ (いちのせ めい)選手(19歳)
✔︎ 小野 智華子(おの ちかこ)選手(21歳)
✔︎ 笠本 明里(かさもと あかり)選手(30歳)
✔︎ 成田 真由美(なりた まゆみ)選手(46歳)
✔︎ 森下 友紀(もりした ゆうき)選手(19歳)
日本代表の19名の選手の皆さん、頑張って下さい!!
水泳(競泳)の試合は、開会式の翌日、日本時間で9月8日(木)から10日間にかけて実施されます
 
障害者の水泳(競泳)に関してご興味がある方は、下記の団体が日本での代表団体となります。
 
 
 
ご縁があってこのブログに辿り着いて頂けた方は、ぜひ、障害を持った Super humans が大活躍をするパラリンピックにも注目して頂けたら、これ以上の喜びはありません!
 
リオ2016パラリンピックについては、記事をあげ次第、順次こちらにリンクを貼っていきます。↓↓
 
 
テレビ放映のスケジュールも、まとめ&詳細を載せていますので、ぜひ上記の記事をブックマークしておいて頂けると嬉しいです。
記事に関するコメントも大歓迎です!
一緒にパラリンピックを盛り上げていきましょう!
 
 
「突然大病を患ったら…」シリーズの記事(傷病手当金・高額療養費・雇用保険(失業保険)・障害者手帳障害年金など)について読まれる方は、こちらのリンク↓↓をご覧下さい。
 
 
  
それでは、今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました!
 
今晩、もう少し記事UPしたいなぁ…。(できるかな…?)
またブログでお会いできることを楽しみにしています♪
  
tomo
 
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