障害者 & 難病患者 tomoのブログ【ともに きなりに】

難病 ギラン・バレー症候群を患い、障害者になったtomoが『障害は「障害」じゃない。ありのままの自分で、思いのままに生きよう。』をコンセプトに日々を綴るブログです。自身の大病経験と、元企業人事→→現在社会保険労務士を目指している経験から、「ある日突然、大病を患った方およびそのご家族」のお役に立つ情報等も書いていきたいと思います。

車いすテニス【初心者にもわかるパラリンピック競技紹介】競技の概要やクラス分け・ルール、リオ大会に出場する日本代表選手をピックアップ!(リオデジャネイロ2016パラリンピック情報☆その19)

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こんにちは。障害者で社労士タマゴの、tomoです。
 
夜が明けて、リオパラリンピック第1日目の速報結果が、次々と飛び込んできていますね!!(速報情報はこちらに随時、UPしていきます!)
 
オリンピックの時にも感じましたが、やっぱり丸12時間の時差は、いろんな意味で堪えますね〜。試合結果が気になるけど、寝ないといけないし…というジレンマ。
 
とはいえ、日本での日常も現実にこなしていかなければいけないので、リハビリをこなしつつ、随時記事をUPしていきます(今日も、本日のリハビリ済ませてきました〜)
 
さて、昨日の記事で、やっとパラリンピック競技全22競技の半分をご紹介し終えました。
基本的には、「試合が始まる日程の早い順 × 日本人選手が出場する競技」という2軸でご紹介する競技をピックアップしています。
 
日本時間で本日夜には、よいよお待ちかねの車いすテニスが始まります!
 
車いすテニスは、日本でも世界でも注目の選手が出場します。
グランドスラムも多数獲得しており、パラリンピックでも3大会連続で金メダルを獲得している国枝慎吾選手。そして、今回のリオパラリンピック日本選手団の旗手を務めた上地結衣選手も、国枝選手同様にグランドスラムを達成しており、世界ランキングの点でも、いま最もメダルに近いと言われます。
 
実はこちらの記事でちらっと触れた、「あの選手」とは、国枝選手のことなんですよ♪
自分の住む街に、こんな素晴らしい世界トップクラスの選手がいるなんて、本当に心の底から誇りに思います。
 
では、早速車いすテニスについて、ご紹介を始めていきましょう!!
 
★ 9/16追記 ★ メダル獲得情報!!おめでとうございます!!
銅メダル 上地 結衣(かみじ ゆい)選手(女子シングルス)
銅メダル 男子ダブルス
 国枝 慎吾(くにえだ しんご)選手
 齋田 悟司(さいだ さとし)選手
 
■ 車椅子テニス(パラリンピック競技)
パラリンピックの車椅子テニスは、ツーバウンドでの返球が認められていること(ツーバウンド目はコートの外でもよい)以外は、一般のテニスの競技ルールのまま行われます。コートの広さやネットの高さ、使用するボールやラケットも全く同じです。
 
車いすテニスで用いられる車イスは、スピーディーな試合展開に応えられるよう、回転性や敏捷性を高めた特別なものを使用します。他の車イスを使用した競技と同様に、移動を行なうのも、ボールをさばくのも全て手のみで行いますので、テニスの競技技術に加えて、車椅子の操作能力も非常に高いものが要求されます。また、車いすの特性上、どんなに操作技術を磨いたとしても、機敏な方向転換が難しい場合があります。そこで、相手選手がボールを返す位置・コースを予測して、あらかじめ予測した位置に動き出していくことも必要になります。
 
さまざまな技術を使って相手のコートに正確にボールを打ち返す能力。そして、左右にすばやく、幅広く動き回るために車椅子をコントロールする技術(チェアワーク)。さらには、相手の動きを予測して動く頭脳プレー。その全てがうまく噛み合ってこそ、驚異的なスピードと迫力あふれる試合での活躍につながるのです。ぜひ試合を観戦する際は、そんな爽快なスピード感と、その裏で繰り広げられている頭脳戦・心理戦も想像しながら楽しみたいですね!
 
種目は、男女別のシングルス、ダブルス。そして頸椎損傷などで重い四肢麻痺などの障害を持つ選手が参加する、クァードクラスのシングルスとダブルスも実施されています。
 
クァードクラスは、電動車いすでプレーする選手がいたり、握力が弱いためテーピングでラケットと腕を固めるなどしてボールを打ち返す選手などもいます。体温調節が効かず汗をかけない場合は首を冷やしたりする場面も見られます。(tomo も、ギラン・バレー症候群の後遺症で、体温調節があまりうまくできないので、ものすごく共感します!)
 
クァードクラスのボールラリーは少々スローではありますが、グリップチェンジができないからこその頭脳的なプレーも随所に見られます。クァード選手ならではのショットやコースは、スピード感あふれるテニスとはまた違った、まるで将棋やチェスの観戦をしているような楽しさがあります。
 
車いすテニスの出場対象となる障害は、下肢(下半身)に障がいのある肢体不自由者、そして四肢麻痺など全身に障害のある肢体不自由者(クァードクラス)も対象となります。
 
車いすテニスは1992年のバルセロナパラリンピック大会から正式競技となりました。現在はパラリンピックのほか、プロテニスの4大大会「全豪オープン(オーストラリア)」「全仏オープン(フランス)」「ウインブルドン(イギリス)」「全米オープン(アメリカ)」にも車いすテニス部門が設けられています。車いすテニスは、世界的にも知名度が高い障害者スポーツです。
 
 
リオデジャネイロ2016パラリンピックに、日本から出場するのは下記の9選手です。
✔︎ 川野 将太(かわの しょうた)選手(30歳)
✔︎ 国枝 慎吾(くにえだ しんご)選手(32歳)
✔︎ 齋田 悟司(さいだ さとし)選手(44歳)
✔︎ 眞田 卓(さなだ たかし)選手(31歳)
✔︎ 三木 拓也(みき たくや)選手(27歳)
✔︎ 諸石 光照(もろいし みつてる)選手(49歳)
✔︎ 上地 結衣(かみじ ゆい)選手(22歳)
✔︎ 堂森 佳南子(どうもり かなこ)選手(41歳)
✔︎ 二條 実穂(にじょう みほ)選手(35歳)
川野選手、国枝選手、齋田選手、眞田選手、三木選手、諸石選手、上地選手、堂森選手、二條選手、頑張って下さい!!
 
諸石選手は、tomo と同じギランバレー症候群をもとに障害者になられた方です。今回のリオ大会に出場される選手のうち、唯一のギランバレー症候群患者の方なので、個人的にはものすごく応援したいと思っています。同じご病気を経験されたのにもかかわらず、世界クラスのトッププレイヤーとして頑張っていらっしゃる姿は、本当に励みになります!
 
車いすテニスは、日本時間で9月9日(金)から8日間の日程で実施されます
 
障害者の車いすテニスに関してご興味がある方は、下記の団体が日本での代表団体となります。
 
 
ご縁があってこのブログに辿り着いて頂けた方は、ぜひ、障害を持った Super humans が大活躍をするパラリンピックにも注目して頂けたら、これ以上の喜びはありません!
 
リオ2016パラリンピックについては、記事をあげ次第、順次こちらにリンクを貼っていきます。↓↓
 
 
テレビ放映のスケジュールも、まとめ&詳細を載せていますので、ぜひ上記の記事をブックマークしておいて頂けると嬉しいです。
記事に関するコメントも大歓迎です!
一緒にパラリンピックを盛り上げていきましょう!
 
 
「突然大病を患ったら…」シリーズの記事(傷病手当金・高額療養費・雇用保険(失業保険)・障害者手帳障害年金など)について読まれる方は、こちらのリンク↓↓をご覧下さい。
 
 
 
それでは、今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました!
 
日本時間で、今晩試合開始される日本人選手が出場する競技がもう一つあります。
ボート競技です。この後、できるところまで記事執筆したいと思います。
 
またブログでお会いできることを楽しみにしています♪
 
 
tomo
 
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