セーリング【初心者にもわかるパラリンピック競技紹介】競技の概要やクラス分け・ルールをピックアップ!(リオデジャネイロ2016パラリンピック情報☆その29)
こんにちは。障害者で社労士タマゴの、tomoです。
リオ大会で実施される全22競技のうち、最後の競技紹介記事です。
ピックアップするセーリング競技は、残念ながら日本人の代表選手を送り出すことができず、また2020年のパラリンピック東京大会でも正式種目として採用されなかったことから、あまり日本でも取り上げられることが少ないようです。
こちらのページに辿り着かれた方は、ぜひ気軽な気持ちでチラリと覗いていって頂ければとても嬉しいです。
(写真引用元:日本財団パラリンピックサポートセンター)
主催者が設定したスタートラインからゴールラインまでの間を、いかに速く走れるかを競い合う競技です。セーリングは、コース内に台形や三角形にレイアウトされたブイ(浮標)が設置されており、定められた走行コースを通過していきます。レースは10回行われ、各レースの順位によってポイントが加算されていき、ポイントの合計点によって最終順位が決定します。
男女混合で競技が実施されるのが特徴で、1人乗り(シングル・パースン・キール ボート/2.4mR)、2人乗り(ツー・パースン・キールボート/SKUD18)、3人乗り(スリー・パースン・キールボート/SONAR)の3種目があります。
選手たちは、障害の度合いに応じて7つのクラスに分類されます(数字が低い方が障害度合いが重い)。競技は、1人乗り、2人乗り、3人乗りの種目別にレースが行われますが、異なる障害クラスの選手たちは同時に競技を行います。クラス分けを行い、クラス別に順位を決めることで、異なる障害クラスの選手たちが同時に(同じレースで)競技を行うことを可能にしています。
なお3人乗りの種目においては、持ち点(障害クラスの合計点)が14点を超えないようにチーム組みをしなければいけないこと。2人乗りの種目においては、2人のうちどちらかが、障害1クラスもしくは2クラスで、かつどちらかが女性でなければいけないというルールが決められています。
障害者のセーリング競技に関してご興味がある方は、下記の団体が日本での代表団体となります。
ちなみに。日本障害者セーリング協会のサイトに記載されていた文言で、tomo の目を引いた項目がありました。
2016年7月27日7月26日、障害を持つ人たち19人が殺され多くの負傷者が出る事件が起きました。亡くなった方々のご冥福をお祈りするとともに、心からお悔やみ申し上げます。また、怪我をされた方々が一日でも早く回復されることを願っています。犯人は「障害者がいなくなればいいと思った」と語ったそうですが、こんな発言に影響されてはいけません。皆、社会の大切な一員です。一人ひとりが大切な存在です。私たちは、事件に強く憤りを覚え「障害者がいなくなればいいと思った」の反対側に位置し、今後も迷うことなく皆様と共に海を楽しみ、楽しめるような社会を目指して活動していきます。日本障害者セーリング協会 代表 大塚 勝東京都障害者セーリング連盟 会長 高間 信行千葉障害者セーリング協会 会長 半田 行正蒲郡パラボラ会 会長 林 義則ヨットエイド神奈川 代表 志田 裕之
こうもはっきりと、相模原障害者施設殺傷事件について意思表示をしているということに、とても熱いものを感じました。一人一人が、そして一つ一つの団体が、声を上げていくことで必ず大きな波となって、世界を変えていくと改めて感じました。
以前、tomo が相模原障害者施設殺傷事件について書いた記事はこちら。
前回の記事で予告していた通り、今後は、競技紹介とはちょっと違った切り口で、パラリンピックについて触れてみたいと思っています。
それから、しばらく休んでいた社会保険系の記事や、ギラン・バレー症候群についても少しずつ書いていきたいですし。以前から「いつか機が熟したら書く」と公言していた、tomo がこれからどんなことをしようと思っているのか…とか、何を考えているのか…とか、その辺も少しずつ書いていきたいです。
ご縁があってこのブログに辿り着いて頂けた方は、ぜひ、障害を持った Super humans が大活躍をするパラリンピックにも注目して頂けたら、これ以上の喜びはありません!
テレビ放映のスケジュールも、まとめ&詳細を載せていますので、ぜひ上記の記事をブックマークしておいて頂けると嬉しいです。
記事に関するコメントも大歓迎です!
一緒にパラリンピックを盛り上げていきましょう!
それでは、今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました!
またブログでお会いできることを楽しみにしています♪
tomo
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