ゴールボール【初心者にもわかるパラリンピック競技紹介】競技の概要やクラス分け・ルール、リオ大会に出場する日本代表選手をピックアップ!(リオデジャネイロ2016パラリンピック情報☆その8)
こんにちは。障害者で社労士タマゴの、tomoです。
今日はゴールボールについて書きたいと思います。
これまで全くパラスポーツに知識がなかった人にも、わかりやすいように書くことを心がけていますので、tomo と一緒に各パラリンピック競技を知って、一緒に日本から声援を送りましょう〜。
開幕まで、あと8日!!
(写真引用元:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会)
ゴールボールという競技名を、初めて耳にする人も多いのではないでしょうか。
史上最高のパラリンピックとも言われる、2012年のロンドンパラリンピック。
日本人らしい緻密できめ細やかな戦術から生まれる鉄壁の守備を武器に、決勝まで勝ちあがった日本女子チームは、競合中国を相手に1-0と完封勝利をあげました。
どんなスポーツなのかを見ていきましょう。
ボールの転がる音や選手同士のかけ声、相手の動く物音、床の振動や選手に場所を伝えるライン(糸で凹凸がある)の感触。 視覚以外のすべての感覚を研ぎ澄まして戦うスポーツです。
ゴールボールでは18m×9mほどのコートの中で、鈴が2個入ったバスケットボールとほぼ同じサイズのボールをお互いに投げ合い、相手ゴールへシュートすることで得点を競います。
コートに立つのは味方チーム3人、相手チーム3人。
攻撃側は、相手ゴールに向かって、重さ1.25kgほどのボールを転がすように投球し、シュートを狙います。前述の通り、アイシェードで完全に視界を遮っていますので、守備側は、ボールの音や相手の足音を聞き分け、3人で体全体を使って幅9メートル、高さ1.3メートルのゴールを守ります。
ボールがゴールに入れば、攻撃側に1点が与えられ、守備側がゴールを守ることができれば、次は攻撃のチャンスです。前半・後半各12分で、得点の多いチームが勝ちとなります。
ゴールボールの魅力は、シーンと静寂に包まれた競技場で、視力以外の五感を研ぎ澄まして選手が繰り広げる熱い闘いを、会場全体が息をひそめて見守る一体感です。選手が音のみを頼りに競技することから、観客も音を出さないように観戦しなければなりませんが、それがなんとも言えず張り詰めた緊張感のような、一体感のような雰囲気を会場全体に作り出します。
また、スピード感ある試合であることも魅力の一つです。ゴールボールのルールには、「10セカンズ」というルールがあります。これは、相手チームが投げたボールに触れてから10秒以内に、相手チームに投げ返して(攻撃して)、センターラインを越えなければいけないというものです。このルールに違反をすると、ペナルティスローといって相手チームに非常に有利な攻撃の機会(通常3人で守っているゴールを、たった1人しか守備に入れない状態で攻撃を受ける)を相手に与えてしまうことになります。
かすかな音を頼りに戦うゴールボールの選手にとって、味方チームの足音や、ボールの転がる音などをいかに出さずに、相手の裏をかく投球をするかが、勝負に分かれ目になります。小さな音を頼りに、体全体を使ってゴールを守る姿には、熱いものがこみ上げます。
両チームとも一歩も譲らない攻防が続き、得点もなかなか入らず、もどかしい時間帯もあるゴールボールですが、1回45秒のタイムアウトを試合中に4回取ることができます(うち1回は前半に取らなければいけない)。ゴールボールは、選手自身で相手を見て状況を打開することが難しい上、プレー中にコート外から声をかけることも禁止されています。そのため、コーチが直接選手に作戦を伝えられるタイムアウト直後のプレーは、試合が動くタイミングともいえ、ぜひ注目したいところです!
✔︎ 安達 阿記子( あだち あきこ)選手(32歳)
✔︎ 浦田 理恵( うらた りえ)選手(39歳)
✔︎ 欠端 瑛子( かけはた えいこ)選手(23歳)
✔︎ 小宮 正江 (こみや まさえ )選手(41歳)
✔︎ 天摩 由貴( てんま ゆき)選手(26歳)
✔︎ 若杉 遥( わかすぎ はるか)選手(21歳)
安達選手、浦田選手、欠端選手、小宮選手、天摩選手、若杉選手、頑張って下さい!!
ゴールボールの試合は、閉会式翌日の9月9日金曜日(日本時間)から9月16日金曜日まで、9日間にかけて実施されます。
★ 9/7追記 ★
リオ大会 ゴールボール競技の詳細スケジュールが発表になりました!
ゴールボールに関してご興味がある方は、下記の団体が日本での代表団体となります。
ご縁があってこのブログに辿り着いて頂けた方は、ぜひ、障害を持った Super humans が大活躍をするパラリンピックにも注目して頂けたら、これ以上の喜びはありません!
リオ2016パラリンピックについては、記事をあげ次第、順次こちらにリンクを貼っていきます。↓↓
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それでは、今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました!
またブログでお会いできることを楽しみにしています♪
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tomo
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