「ためらわずに声かけを…」盲導犬連れた視覚障害者の男性が、東京メトロ青山一丁目駅で転落して亡くなった事故から私たちが学ぶべきこと。
こんにちは。障害者で社労士タマゴの、tomoです。
昨晩、視覚障害を持つ男性が、駅のホームから転落し電車に轢かれて亡くなるという痛ましい事故がありました。ニュース等で耳にされた方々も多いと思います。
東京メトロでは安全の為にホームドアの設置を順次進めているそうですが、事故が発生した銀座線は都内の地下鉄の中でも歴史が古く、設置が遅れている路線でした。
今回の事故の発端は、電車がホームに滑り込む直前に起きた転落でした。
亡くなられた品田さんがホームから転落される前、駅の係員の方が「白線の内側に下がるように」と呼びかけていたアナウンス。しかし、呼びかけは届かず、品田さんは転落し、亡くなられました。
もし側にいた誰かが、品田さんが落ちそうになる前に「危ないですよ」と呼びかけていたら…。
もしかしたら、事故は防げたかもしれない。
でも、もしも。
自分がその場にいたら、確実に声をかけられただろうか…?
また、仮に気づけたとしても、とっさに声をかけられただろうか…。
まだまだ私たちの日常の生活には、障害者は馴染みが薄い。
障害者の当事者であるtomoですら、まだまだすべての障害者に馴染みがあるとは、言えません。
そんな中で、とっさの判断が必要な時、ためらわずに声をかけるということは、とても難しいことだと感じます。
だから、普段から、そんなとっさのことが起きたらどうすればよいかを知り、頭の中でシュミレーションしておくことが大事だと思います。
もし、目の前で視覚障害者が「危ない!」という場面に遭遇した場合。
どうすればいいのか。
その時は、肩に軽く手を触れ、「危ないです。下がってください」と声をかけるとよいそうです。
電車のホームで転落しそうな視覚障害者を見つけた時。
どんな時も、同じです。
肩に手を触れ、声をかける事は、勇気のいることです。
でも、そのちょっとした勇気で防げる事故があるかもしれない。
まずは、無関心から関心を持つ方向へ。
そして、自分から勇気を持って声がけができるように。
少しでも多くの日本に住む人たちが、そんな声かけの勇気を持つ人たちになれますように。
とても痛ましい事故ですが、ただ報道を聞いて終わりにするのではなく、そこから一人ひとりが何かを学びとってくれたらいいな。…そんなことを、考えました。
私も、とっさの声かけができる人に、なりたい。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
またブログでお会いできることを楽しみにしています♪
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tomo