障害年金(障害基礎年金・障害厚生年金)とは?もらうのが難しいって聞くけど本当?若くても障害年金は受け取れるの?(突然大病を患ったら… その14)
こんにちは。障害者で社労士タマゴの、tomoです。
昨日の記事へのたくさんのアクセス、ありがとうございました。
ある日突然、思いもしない病に我が身が侵されていることが分かったら…。
または、まさか自分がと思うような事故に遭い、大怪我を負ったら…。
そんなことは、起こらないに越したことはありません。
起こるとしても、ごくわずかな確率のことでしょう。
…でも。どんなに小さな確率でも、絶対に起こらないとは言い切れません。
私、tomoもそう思っていました。
ある日突然、10万人に1人の割合でしか発生しないという難病にかかるまでは…。
その後、一言では言い尽くせない壮絶な闘病とリハビリを経て、退院した現在もリハビリを続けています。そして難病を患った結果、一命は取り留めましたが、後遺症により障害者となりました。
少しでも私のこの経験が、誰かの役に立つのなら…との思いから、ある日「突然大病を患ったら…」という想定のもと、患者さんやご家族のお役に立つ情報をシリーズで書いています。内容的には、難病等の病気にかかった方だけでなく、事故等に遭われて怪我をされた方についても参考になれば…と思って書かせて頂いています。
いよいよこの「突然大病を患ったら…」シリーズも、最後のトピックスを残すところまで参りました。最後のテーマは「障害年金」です。下記のようなメニューで説明をしていきたいと思います。
1) 障害年金の種類
2) 障害年金の金額
3) 障害年金請求が可能になる時期
4) 障害年金請求に必要な条件
5) 申請から受給まで
1) 障害年金の種類
年金と聞くと、どうしても高齢者がもらうもの、というイメージが強いです。しかし年金=高齢者のもの、ではありません。いわゆる年金と一般的に言われるものは「老齢年金」と呼ばれます。年金は老齢年金以外にも、障害を持つ人に年齢を問わずに支給される「障害年金」や、不幸にも配偶者や親を亡くしてしまった方に支給される「遺族年金」などが存在します。
一般的に「障害年金」と呼ばれるものは、実際には2種類に分かれます。
それが障害基礎年金と、障害厚生年金です。
老齢年金を説明する際に、「基礎年金が1階建て、厚生年金が2階建て」という表現をよく耳にされると思いますが、障害年金でも考え方は同じです。
しかし注意しなければいけないことがあります。
障害年金の請求をする時点より前に、どんなに厚生年金保険の積立をしていたとしても、「初診日」に厚生年金保険に加入していなければ、障害厚生年金は一切支払われません。同様に、国民年金の積立をどんなにしていても、「初診日」に国民年金に加入をしていなければ障害基礎年金は支払われません。
受給条件という点で比較をすると、障害年金は、他の年金(老齢年金や遺族年金など)と比べても、非常に受給のハードルが高い年金といえます。
そんな手強い障害年金の受給条件や「初診日」については、後ほど 4) 障害年金請求に必要な条件 で改めて詳しくご説明します。
では次回、実際に障害年金の支給対象となり、年金を受け取れることになった際に、いったいどれくらいの金額を受け取れるのか…を解説していきます。引き続き楽しみにお待ち頂ければ幸いです。
またブログでお会いできることを楽しみにしています♪