障害者 & 難病患者 tomoのブログ【ともに きなりに】

難病 ギラン・バレー症候群を患い、障害者になったtomoが『障害は「障害」じゃない。ありのままの自分で、思いのままに生きよう。』をコンセプトに日々を綴るブログです。自身の大病経験と、元企業人事→→現在社会保険労務士を目指している経験から、「ある日突然、大病を患った方およびそのご家族」のお役に立つ情報等も書いていきたいと思います。

アーチェリー【初心者にもわかるパラリンピック競技紹介】競技の概要やクラス分け・ルール、リオ大会に出場する日本代表選手をピックアップ!(リオデジャネイロ2016パラリンピック情報☆その6)

f:id:tomoecru:20160727181922j:plain

こんにちは。障害者で社労士タマゴの、tomoです。
 
予告通り、パラリンピックの各競技をピックアップしてお伝えしていきます!
これまで全くパラスポーツに知識がなかった人にも、わかりやすいように書くことを心がけています。tomo と一緒に各パラリンピック競技をおさえていきましょう。
今回は、パラリンピックが開催される起源にもなった、アーチェリーを取り上げます。
 
 
tomoブログ【ともに きなりに】では、リオパラリンピック開幕から閉幕まで、少しでも多くの方にパラリンピック情報を届けていきたいと思います。パラリンピック情報を共有することで、遠く日本から応援していきます!
 
リオデジャネイロ パラリンピックの開幕は、9月8日(木)です。
 
開幕まで、あと10日!!ついに来週開幕です〜♪
 

f:id:tomoecru:20160829221207j:plain

(写真引用元:日本パラリンピック委員会)  
 
■ アーチェリー(パラリンピック競技)
パラリンピックにおけるアーチェリーは、肢体不自由者(いわゆる手・足・体幹などに障害を持つ方)が出場対象となります。
 
洋弓とも言われるアーチェリーは、的を狙って矢を放ち、当たった場所によって得られる得点で勝敗を競い合う競技です。パラリンピックでのアーチェリー競技のルールは、一般のアーチェリーに準じて試合が行われますが、肢体が不自由な方の競技であるため、障害の種類や程度に応じて一部ルールを変更したり、用具を工夫したりすることが認められています。
 
パラリンピックのアーチェリーでは、2種類の弓具を使用します。
ひとつは、一般的な「リカーブ」という弓。そしてもうひとつは、弦を引く力が弱くても矢を速く、遠くまで飛ばすことができるように先端に滑車がつけられた「コンパウンドという弓です。
 
実際の競技は、使用する弓具によって、リカーブ部門とコンパウンド部門の2つの部門に分けられます。リカーブ部門においては的までの距離は70m、コンパウンド部門では50mとなっています。
 
また選手の障害の種類・程度に応じて3つのクラス分けがなされます。3つのクラスとは、それぞれ「W1」「W2」「ST」と呼ばれます。
「W1」と「W2」は、どちらも車イスを使用して競技を行います。そのうち、「W1」は、下肢(足)だけでなく上肢(手)にも障害がある選手のクラスで、「W2」は、下肢障害のため車いすを使用する選手のクラスです。「ST」は、選手の状況に応じて、立つか椅子に座って競技を行う選手が属するクラスになります。
 
実際の競技は、リカーブ部門とコンパウンド部門のそれぞれについて、「W1」クラスのグループと、「W2」「ST」クラスのグループの2つに分かれて実施されます。1対1で勝負する個人戦と、男女別に団体戦(リカーブ部門のみ)があります。
 
まずは予選として、ランキングラウンドが行われます。ランキングラウンドでは、72射を放った合計点(1射10点満点で最大720点)で決勝トーナメントの組み合わせが決まります。
 
1対1の対戦形式で行われるリカーブ部門の決勝ラウンドでは、セットごとにポイントを付与(勝者に2ポイント、引き分けを1ポイント、敗者を0ポイントとして計算)し、合計6ポイント以上先取した選手が勝者となる形式で行われます。
5セット終了した時点でどちらも同点の場合は、 1射のシュートオフが行われ、中心に近い矢を放った選手が勝者となります。
 
コンパウンド部門の決勝ラウンドでは、1エンドに各選手が3射(30点満点)を打ち、5エンドの合計得点が多い選手が勝利を収めます。
 
非常に集中力が要求される競技でもあり、アーチェリー会場には独特の静寂と熱い緊張感が漂います。
 
リオデジャネイロ2016パラリンピックに、日本から出場するのは下記の3選手です。
✔︎ 上山 友裕 (うえやま ともひろ)選手(29歳)
✔︎ 小野寺 公正( おのでら きみまさ )選手(33歳)
✔︎ 平澤 奈古( ひらさわ なこ)選手(44歳)
 
上山選手、小野寺選手、平澤選手、頑張って下さい!!
アーチェリーの試合は、日本時間で9月11日(日)から8日間にかけて実施されます。
★ 9/7追記 ★
リオ大会 アーチェリー競技の詳細スケジュールが発表になりました!
 
アーチェリーは、もともと第二次世界大戦で負傷した患者のリハビリテーションとして障害者スポーツに導入されました。こちらの記事でご紹介したように、パラリンピックの元となったイギリス ストーク・マンデビル大会は、アーチェリー大会として行われたわけですから、パラリンピックの歴史の中でも、まさに由緒正しい競技と言えます。実際に、アーチェリーは1960年の第1回ローマパラリンピック大会から正式競技として行われています。
 
障害者アーチェリーにご興味がある方は、下記の団体が日本での代表団体となります。
 
 
ご縁があってこのブログに辿り着いて頂けた方は、ぜひ、障害を持った Super humans が大活躍をするパラリンピックにも注目して頂けたら、これ以上の喜びはありません!
 
リオ2016パラリンピックについては、記事をあげ次第、順次こちらにリンクを貼っていきます。↓↓
 
 
テレビ放映のスケジュールも、まとめ&詳細を載せていますので、ぜひ上記の記事をブックマークしておいて頂けると嬉しいです。
記事に関するコメントも大歓迎です!
一緒にパラリンピックを盛り上げていきましょう!
 
 
「突然大病を患ったら…」シリーズの記事(傷病手当金・高額療養費・雇用保険(失業保険)・障害者手帳障害年金など)について読まれる方は、こちらのリンク↓↓をご覧下さい。
 
 
それでは、今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました!
 
次回は、陸上競技を取り上げます!
またブログでお会いできることを楽しみにしています♪
 
tomo
 
 
↓↓ tomoブログ【ともに きなりに】の読者になる

 
 
↓↓ tomoブログ【ともに きなりに】の読者になる