【ロンドンに学んで東京に活かそう!】五輪・パラリンピックのボランティア概要。ボランティアってどんなことをするの?どんな人が採用されるの?(東京2020オリンピック・パラリンピック情報☆その1)
こんにちは。障害者で社労士タマゴの、tomoです。
ブログを始めて、これが88本目の記事です☆
末広がりのおめでたい88本目の記事のテーマに選んだのは、「TOKYO2020 オリンピック・パラリンピック」です。
2020年に向けては、競技場問題があり、大会ロゴ問題があり、都知事交代劇があり。更に先日、五輪の総費用が当初の7000億円から3兆円超にも膨れ上がっている…と東京都の調査チームの報告があったいう報道がありましたね。
でも。
高度経済成長期だった1回目に次いで、
経済が成熟し、安定(停滞?衰退??)期に入った
いま、2度目の夏期オリンピックを首都 東京で実施すること。
そして。
世界で初めて、同一都市で2度のパラリンピックを実施すること。
その意義は、大きく深いと思っています。
与える影響も、広くて深いと思っています。
だからこそ。
一つ一つ整理し、片付けながら、大会の成功とその後に残すレガシーを作っていってほしいと心から願っています。
せっかく、自分の国でオリンピック・パラリンピックが開催されるんですから。
傍観者でいるよりも、当事者として楽しんだ方が絶対、味わい深いと思っています〜。
もちろん地理的・物理的に参加が難しい方も国内にも大勢いらっしゃるとは思いますが、情報の感度を上げておくだけでも、傍観者でいるよりは楽しめるんじゃないかなぁ…。
「2020年は、是非ボランティアとして参加したい!」という方も。
「ボランティアは無理だけど、実際に東京ではどんな情報発信がされているか知りたい!」という方も。
今日は tomo と一緒に、東京2020オリンピック・パラリンピックのボランティアについて理解を深めていきましょう☆
(画像引用元: 東京都オリンピック・パラリンピック準備局)
1) ボランティアって、そもそも何をするの?
五輪・パラリンピックのボランティア…と一口に言っても、まずどんな仕事があるのか。どんな役割を担うのか。それを知ることがスタートになると思います。
以前の記事で、2012年ロンドンで実施されたオリンピック・パラリンピックは、大きな成功を収めたと言われていることをご紹介しました。
実際に、2020年の東京大会に向けて準備を進めている政府・東京都・オリンピック組織委員会の各関係者は、ロンドンの事例を学んで自分たちの開催大会に生かそうという意識がとても強いようです。
そこで、tomo ブログ【ともに きなりに】でも、ロンドン大会を参考に五輪ボランティアの仕事の内容・役割をご説明していきます。
ボランティアという時、大きく分けて2つの役割に分けることができます。
一つが、都市ボランティア。
そしてもう一つが、大会ボランティアです。
ロンドン大会の場合、都市ボランティアは「チームロンドンアンバサダー(Team London Ambassador)」と呼ばれ、観光スポットや交通拠点で、ロンドンを訪れた多くの観光客・試合観戦客に対して、観光案内や交通案内、大会情報の案内などを行いました。
一方、大会ボランティアは「ゲームズメーカー(Games Maker)」と呼ばれ、大会開催者と共に「大会をつくりあげる人」という役割を担って、オリンピック・パラリンピックの大会運営に参加しました。
それぞれをもう少し詳しく見ていきましょう。
2) 都市ボランティア(チームロンドンアンバサダー)
ロンドン大会での、都市ボランティアの概要です。
✔︎ 運営主体: ロンドン市
✔︎ ボランティア対象: 国内・国外からの観光客
✔︎ 活動内容: 観光案内の提供、大会会場までの交通案内、最寄りのお店やトイレ、大会期間中の各種イベントの案内など
✔︎ 活動拠点: 交通拠点、観光スポットなど43か所に設置されたインフォメーションブース
✔︎ ボランティア人員規模: 約8,000名
東京都オリンピック・パラリンピック準備局のサイトに、実際にロンドン大会でのチームロンドンアンバサダーの「募集要項」が掲載されていますので、引用・参考にしてご紹介します。
✔︎ 募集期間: 2011年1月から
✔︎ 応募要件: 2012年1月までに16歳になっていること
英国で労働可能なこと(英国国籍または労働ビザ)
引き続く6日間(1日5時間)活動可能なこと
面接と3日間のトレーニングに参加可能なこと
✔︎ 活動内容: 観光案内のほか、無料地図の配布、会場までの交通案内、最寄りのお店やトイレ、大会期間中の各種イベントの案内など多岐に渡るビジターインフォメーションを提供
✔︎ 活動場所: ロンドンの主要空港、駅などの交通拠点や観光スポット43か所にインフォメーションブースを設置し、毎シフト2から24人のボランティアが活動
✔︎ 活動期間: オリンピック・パラリンピックを通じて65日間
✔︎ 活動時間: 一人当たり、通常、1日5時間のシフトで6日連続して従事
✔︎ 言語対応: 英語以外の言葉が話せる人は、「○○語を話します」というバッジを着用。英語以外の言語が話せるボランティアは約6割、計92言語の話者が参加
やはり観光案内・ビジター対応がメインのお仕事になりますので、ボランティアの6割超が英語以外の言葉も話せたというのは、さすがですね。
では次に、大会ボランティアについても見ていきましょう。
(画像引用元: 東京都オリンピック・パラリンピック準備局)
3) 大会ボランティア(ゲームズメーカー)
ロンドン大会での、大会ボランティアの概要です。
✔︎ 運営主体: ロンドン2012オリンピック・パラリンピック組織委員会
✔︎ ボランティア対象: 選手や大会関係者、観戦客
✔︎ 活動内容: 観客サポート、競技サポート、メディアサポート、輸送など大会運営に従事
✔︎ 活動拠点: 競技会場、選手村などの大会関係会場及びその周辺
✔︎ ボランティア人員規模: 約70,000名
同じく、東京都オリンピック・パラリンピック準備局のサイトから引用・参照して、ロンドン大会でのゲームズメーカーの「募集要項」を覗いてみましょう。
✔︎ 募集期間: 2010年夏頃から
✔︎ 応募要件: 2012年1月までに18歳になっていること
入国管理法に従い、イギリスでボランティアとして働く資格(ビザ)があること
大会期間を通じて活動できること
大会前に研修に参加できること
✔︎ 活動内容: 会場での観客サポート・案内役、競技運営における選手や審判のサポート、選手団・要人・プレス関係者などの通訳、選手や大会関係者のドライバー、ドーピングコントロールなどでの医療スタッフのサポートなど、オリンピック・パラリンピックの大会運営を直接サポートする業務
✔︎ 活動場所: 競技会場、選手村、プレスセンターなど大会関係会場・施設
✔︎ 活動時間: 一人当たり、1日平均8時間、2週間程度
こちらは、大会運営に深く関わる仕事内容になりますから、2012年のオリンピック・パラリンピック開催の2年前から募集開始され、準備を重ねてきたのですね。
以上で、いわゆる五輪・パラリンピック開催に伴う、ボランティアの概要について、大方掴めたのではないでしょうか。
4) 東京2020に向けたボランティアの動き
ではいよいよ、2020年に向けた日本・東京での動きに移ります。
ロンドン大会の例にならうと、募集開始が2年前の2018年頃から…?と思いきや。
実は都市ボランティアは、すでに動き始めているのです。
特に、東京2020の1年前である2019年には、ラグビーワールドカップ2019が東京で開催されます。(競技場の建設問題がメディアに取り上げられた時、そういえばそんなこと言っていたな…と思われる方もいらっしゃるはず☆)
東京は、2年連続で大きな国際的なスポーツ大会を控えているため、2020年を視野に入れつつも、2019年にはある程度都市ボランティアが機能するように、すでにアクションを始めているのです。
東京都が設けている「東京ボランティアナビ」によると、東京2020の都市ボランティアの正式募集は2018年の夏頃のようですが、採用されるには書類選考や面接が実施されるようです。おそらく、全くボランティア経験がない人が応募しても、狭き門を通過するのは難しいでしょう。
上記の図にもある通り、正式募集の前にどれだけ自分自身で意識を持って、イベントやシンポジウムに参加してスキルアップを図ったか…がモノを言いそうです。
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ここから先は、tomo の完全なる予測ですが。
実際に2020年にオリンピック・パラリンピックが開催されるのは東京を中心とした関東圏ですが、そこに向けて各競技団体の試合や合宿等は日本全国各所で実施されるはずです。
ということは、各種の大会情報は、関東圏だけでなく全国の情報が得られるのではないでしょうか??
私たちの日本で開催される東京2020オリンピック・パラリンピック。
ぜひ今から、一緒に盛り上げていきましょう〜。
今後、tomo ブログ【ともに きなりに】では、定期的に東京2020情報を発信していきます。
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皆様のご期待に応えられるよう、中身のあるブログ記事を書いていきます!!
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
東京2020も、tomo ブログ【ともに きなりに】も、末長〜く末広がりになりますように☆
それでは、今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました!
またブログでお会いできることを楽しみにしています♪
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tomo
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